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■前文■
予定より素早い更新となった。 それは今日が祝日だからだろう。 まだ一話の掲載から14時間しかたっていないけれど、 二話を載せたいと思う。 二話は「出会い」が中心の話。 また数時間かかるんだろうな・・・。 書く文も長いしね・・・ ■二話「野良猫 出会う」■ 私は知らぬ間に、中学三年生となっていた。 私はその頃、生徒会本部所属二年目を迎えていた。 内申がほしかったためでもある。 私は部活は、柔道部に所属していた。 地区最弱と言われる部だが、体力が作りたくて入部した。 OBも小さい頃から知っている、整骨院の先生だったからだ。 三年間、とりあえず真面目に通ったが、 強くはならなかった。 学校生活では、休み時間に私は常に教室の机で 寝ていた。 誰も話しかけてこない。私は幸せだった。 日向で寝るのが好きな私は、日の当たる窓際に、 自分の席があるのがとても嬉しかった。 そこで寝るために、学校に来ていたようなものだ。 とある日、私を呼ぶ声がする。 快眠を邪魔され不機嫌な私は、その声のする方に顔を向ける。 学年でトップの学力を誇る、メス猫だった。 進学先はどうするのなどと、慣れなれしく声をかけられ、 当然のごとく私は、知らんといって突き放した。 だがその猫は、何度も慣れなれしくも私に声をかけてくる。 なぜ私の険悪な雰囲気に気付かないのか。 私はとても不快だった。 ある日のことだった。 今まで適当に流していたが、ある話に私の耳がとまった。 孤独。 最初は私のことを言っているのだと思ったが、その猫は 自分自身のことを話していた。 その猫も、頭がいいなどといって、周りから愚痴を言われたり 馬鹿にされたり、軽いイジメを受けていたらしい。 私は学力に冴えてはいなかった。だから頭がいいからいじめられる、 ということに、少々腹立たしいところはあった。 だが、その猫が悲しそうに話しているのを見て、 私は威嚇することができなくなっていた。 いや、共感を覚えた私は、威嚇する理由がなくなっていた。 孤独という深く暗い闇に埋もれていた私は、 一人の仲間を見つけた気分だった。 その話はすぐに終わったが、 私はそのメス猫に対して、少し興味があった。 ■今回の あとがき■ 中途半端に区切る。 だってここが、「出会い」の話の終わりですから。 新しく登場したそのメス猫は、 別に可愛いわけでなく、人気があるわけでもなかった。 まぁいじめられれば人気はないって言うものですかね。 それでもって、私はその猫に対して恋心なんてのは抱かなかった。 ただ、仲間だけでした。 次回三話は、「噂」の話です。 楽しみにしなくていいです。
by happy-torachan
| 2006-03-21 14:41
| Stray Cat Story
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